システムの特徴
地図、台帳データの電子化
- 情報の一元化・共有化により、すばやい情報・地図検索が可能
- 電算センターの予約・当用伝票データをそのまま取込みできる
- 自宅以外の配送先(納屋など)も登録・管理できる
簡単操作で最適ルートを自動作成
配送先や時間などの条件を設定するだけで、システムが最適なルートを作成します。 同時にピッキングリストを自動的に作成します。
配送先への到着予定時刻、走行距離なども自動算出します。
難しい操作が必要ないので、誰でも配車スタッフとなることが可能です。
配送ルートと多彩な地図表示をシームレス化
自由自在な地図表示で、直感的・視覚的にルート確認が可能。
文字による詳細情報と地図へのビジュアル化、双方からのアプローチで的確に配送ルートを捉えることができます。
当社は、配送計画エンジンから地図エンジンまで一貫して開発しているので、 多様なご要望にお応えし、適宜カスタマイズできます。
JA様の肥料配送に特化
電算センターからのデータ移行を想定しており、当用伝票・予約伝票データの取込み、 各種マスタ(組合員基本台帳、品目マスタなど)の取込みが可能です。
また、本システムで管理している組合員基本台帳をCSV形式で出力することもできます。
自宅・納屋・倉庫などの配送位置をマスタで管理するので、自宅以外への配送ルート作成も可能です。
デポ、各JAもマスタ化して管理できます。
システムの機能
簡単操作で配送ルートを自動作成
- 最適な配送ルートを自動作成
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配送先や配送車両などを設定するだけで、最適ルートを自動算出します。
順回路計算(最短経路となる配送順計算)も可能です。
配送先数1000件で約20分と、短時間でルート作成できます。※1
一方通行規制にも対応。※2
到着予定時刻を自動算出します。※3
※1 配送条件などにより差異があります
※2 時間規制については除外
※3 渋滞情報などを加味していないため、実際とは異なる場合があります - きめ細かい制約条件に対応
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配送車両制限(台数、種別、容量、休憩時間、稼働時間、荷降ろし時間、荷積み時間など)、 配送先制約(希望日時、禁止時間帯など)をきめ細かく設定することができます。
- 平準化・立寄り・マルチトリップ・複数出発デポ対応
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作成される配送ルートの各配送車両間の帰着時刻や配送先件数のバラツキを抑え、平準化を行うこともできます。
配送途中のデポの立寄り、マルチトリップ、出発デポの複数指定が可能です。
多彩な地図表示と印刷で、配送業務を協力サポート
- 多彩な地図表示機能
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作成された配送ルートは、すぐに地図上に表示できます。
配送順や備考などの配送情報をルートと共に地図上に表示したり、色や配送先アイコンの表示状態を自由に変更することができます。
広域地図から住宅地図まで、様々な地図が表示できます。
地図の移動・拡大・縮小、スクロールが自由に行えます。
- 地図更新機能
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地図中にコメントや肥料の納入場所を書き込んだり、図形の追加、削除ができます。
地図に表示されていない納屋や倉庫なども自由に追加可能です。
配送台帳の手書き地図を廃止して、地図に直接書き込んでおくことが可能となり、 配送台帳と地図を一元管理できるようになります。
- 検索機能
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- 住所検索
市・町・・・を順番に選択して住所を検索します。
- 建物名称・居住者名検索
地図上に表示されている文字を検索できます。
ビルやマンション内も検索対象となります。
あいまい検索も可能です。 - ナビ検索
出発地・到着地を指定して、最短経路を検索します。
- ブックマーク検索
“お気に入り”の場所を登録、検索できます。
- その他
地図上の図形の属性による検索ができます。
検索結果はEXCEL及びACCESSに自動的に貼り付けることができます。
作成された条件を登録して、後で呼び出して繰り返し使用することができます。
マスタ化した組合員基本台帳の地図検索も可能です。
- 住所検索
- 印刷機能
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プリンタの機種を問わず、自由な縮尺、範囲で地図を印刷できます。
ピッキングリストや配送ルートなどの自動印刷が可能です。
既存データの活用
- CSV形式でインポート・エクスポート
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伝票データはEXCEL及びCSVファイルで作成し、インポートします。
インポート時に、配送先データの各項目(列)の内容を設定し、項目の並び順の違いなどを吸収することで 様々な使用の配送先データをインポートできます。
インポートした伝票データはシステムに登録されるので、同じデータを再度インポートする必要はありません。
それらの伝票データをもとに各種マスタを更新することができます。 - アドレスマッチング機能
- 組合員基本台帳データのインポート時に、住所文字列より地図上の位置を自動判別します。
- 簡単設定、簡単修正
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設定はウィザード形式なので、画面の案内に従って設定を行います。
ルート作成後、配送先のコピー&ペースト操作で、配送順の変更や入れ替えを簡単に行うことができるので、 急な変更にも即座に対応できます。
配送ルートの修正を地図上クリックによる直感的操作で行えるので、最終的にお客様の目で微調整し、現実に即したルートを作成できます。
操作方法
基本的な操作の流れ
- 伝票データの準備
EXCEL、またはCSVファイルで伝票データを準備します。
- 伝票データのインポート
インポート時に各項目(列)の内容を設定。
データの内容をチェックし、不備があった場合は一覧を表示します。 - 配送ルート作成条件の設定
条件の設定はウィザード形式で行います。
画面の指示に従って、配送先、配送車両、デポなどの条件を設定します。
「開始」ボタンを押せば、あとは自動的に効率的な配送ルートを作成します。 - 地図に配送ルートを表示
作成された配送ルートの一覧を表示します。
一覧をクリックすると、地図上に配送ルートが表示されます。
配送順の修正や入れ替え、また配送先一覧、ピッキングリストの印刷ができます。
システム導入のメリット
コスト削減
積載率の向上による配送車両台数の削減、配送スタッフの削減、大幅な配送コスト削減が可能。
荷量や走行距離、時間などをもとにコンピュータが自動計算で必要な配送車両台数を算出します。CO2削減につながります。
また、地図の管理・印刷にかかるコストも削減できます。
配車・配送業務の短縮
短時間でルート作成が可能なため、配車業務を短縮できます。
また、配送先確定時間を遅らせることができます。配送順を意識したピッキング作業により、荷降ろし時間が短縮できます。
サービスの向上
配送希望時間など、きめ細かな配送制約を遵守した配送計画を立案できるため配送先のサービス満足度の向上が期待できます。
急な配送にも対応が可能となります。
人材の有効活用
配車・配送計画立案作業が標準化されるため、未経験者でも最適な配送計画の立案が可能です。
また、現在の配車スタッフの配車業務時間が短縮されるため、人材を有効活用することができます。
担当スタッフの負荷軽減
配送計画の立案、急な配送ルートの見直しなども簡単に行えるため、業務が集中しがちだった配車スタッフの負荷を軽減できます。
また、迅速なピッキング指示により、物流スタッフの業務時間短縮につながります。
配送情報の活用
配送データを利用して、到着予定時刻の事前通知、荷物配達の予習管理などが行えます。
売上、請求、庫内システムなど他システムや機器との連携により、配送データを有効活用し、業務の効率化が可能となります。
例えば、配送先のデータをSDカードに記録し、対応のカーナビで配送先ポイントを表示するなどの活用方法が考えられます。
配送車両の走行距離や走行時間の目安がわかるため、運賃清算や運賃交渉に活用できます。支払いコストを考慮した配送車両割付や配送便種別の選択ができます。
動作環境
OS | Windows2003 Server |
CPU | 4コア以上(DualCoreCPUが2個以上) |
メモリ | 4GB以上 |
データベース | Oracle9i以上 |
HDD | 100GB以上 |
サーバソフト | アプリケーションホスティングツール 1セット |
OS |
Windows2000 Windows XP Windows Vista |
CPU | Pentium3(500MHz)以上 |
メモリ | 256MB以上 (但し、OSによっては1GB以上必要) |
ブラウザ | IE5.5以上 |
HDD |
100MB以上 (印刷枚数やローカルへのファイルダウンロードによる) |
ディスプレイ | 1024x768以上 |